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インシテミル


キタキタキターーーーーー!!
と、叫びたくなります。米澤穂信の新刊。題材は、館モノ。本格です。ごつごつです。垂涎です。んふふふふ。
こんな告知があったので、ちょっと遠回りでしたが新宿を通って買ってきました。米澤さんのサイン会は二度目です。嬉しいな。

内容についてはもうばりばり米澤味の館モノでしたとの一言で。

私は基本的に館モノはあんまり好きじゃないんですが、そしてその理由はほぼ十割の確率でいっぱい人が死ぬからなんですが(千反田みたいですね)、米澤味がうまい具合に聞いているのでこの「インシテミル」はおいしくいただきました。
後味がけっしてさわやかじゃないのも米澤流ですが(笑)本格好きには是非読んでいただきたいです。面白かった。
私の中でも読み返す頻度はけっこう高そうです。

ちなみに、この不思議なタイトル、「インシテミル」。
最初は館モノだから「INしてみる」のかな?と思っていたところ、英題は"THE INCITE MILL"となっていました。
incite:煽動する、あおる。mill:粉砕機、工場、(事務的な)施設。

ほほぅ、なるほどね!(←読後の優越感)


以下ちょっとネタバレ。

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お久しぶり、って言葉すら恥ずかしくなるくらいのご無沙汰になってしまいました。
奏音です。生きてます。元気です。
相変わらず本を読んでいます。

6月に結婚いたしまして、環境激変にともない更新が完全にストップしておりました。
式の準備だの引っ越しの準備だの新居の準備だの、めんどくさいことが目白押しで(ふ)
なんとか片付いて落ち着いてきたので、そろそろblogも再開しようと思っております。
RSSでチェックしてくださってる方が何人いらっしゃるかわかりませんが(←自虐)またよろしくお願い致します。

さて。
読書好きの方ならうなずいてくださるかと思うんですが、新生活が快適なものになるかどうかを判断する上でものすごく重要なポイントは、書店との距離と品揃え、そして図書館との距離と蔵書数です。はっきり言ってスーパーの位置より重要です。だって活字中毒者のライフラインなんだもん。

現在、最寄り書店(中規模)まで徒歩3分、最寄り駅(徒歩5分)内に書店(小規模)あり、そして、最寄り図書館(大規模)まで自転車で10分です。すてきな新居です!!(内装とか無視)
しかも区内の図書館間は資料の相互貸し出しあり、取り寄せ&予約はネットからできる!
都会ってすてき!
問題は、予約が一度に10冊しかできないことです。常に上限ギリです。でも幸せ。


<現在借り出し中の本>
・虚空の旅人/上橋菜穂子
・神の守り人/上橋菜穂子
・砂の覇王3~5/須賀しのぶ

 なぜかファンタジーに偏ってます。コバルトも借りられる図書館。すてき。

<今週中に購入予定の本>
・1950年のバックトス/北村薫
・ぐるぐる猿と歌う鳥/加納朋子
・インシテミル/米沢穂信
・片耳うさぎ/大崎梢

 私の中の「好きな作家ランキング」1位グループの方々が次々に新刊を…
 なんでこんな固めうちなの?!(泣笑)
 いくら便利な図書館があっても、このへんは自分でそろえなきゃだめなのよー!

 そういえば彩雲国の最新刊も出るし、来月末には有川浩の図書館シリーズ最終巻が出るし、同時期に米沢穂信の古典部シリーズも出るし…
 家計と本棚(新居に引っ越してから新しく買った。なのにもうほぼ満杯)がピンチです。でも幸せ。ふふふふ。





素直に、本当に素直に、「ああ、いい話だなあ」と思える本でした。

売れているのは知っていたけれど、「どうせタレントの書いた本でしょ」と馬鹿にしていた私。読了した今、そんな自分の先入観を踏みつぶしてやりたいです。ばかばかばか! というか、何故か小説だと思い込んでいたんですが、洋七の「がばい(すごい)」お祖母ちゃんをメインに据えたエッセイでした。


おばあちゃんがとにかく本当に魅力的で、文章なんて全然上手じゃないのにがんがん引き込まれていってしまいます。
戦後で、お金もなくて、その日食べるご飯も満足になくて、そんな状況でつねに「明るく貧乏」なばあちゃん。「お腹がすいた」と洋七少年が訴えれば「気のせいや」と流すばあちゃん。「剣道がやりたい」と言ったら「お金がかかるからあかん。走っとけ!」と言うばあちゃん。しかも「靴履いて走ったら傷むから裸足で走れ!」と言うばあちゃん。


ひとつひとつのエピソードがあたたかくておかしくて、気づいたら涙が出ていました。電車の中で読んだら危険です。
基本的にココロの汚れた私ですが(笑)ばあちゃんの言葉はなんだか素直に胸に沁みてくる気がしました。経験に裏打ちされた、筋の通った、血の通った言葉だからかな。
「本当のやさしさとは、人に気づかれないようにやること」
つくりものの言葉だったら「何をそんなキレイ事」って切り捨てたくなるような言葉なのに、やけに納得してしまった自分にびっくりでした。

ものの20分でさらりと読めてしまう本ですが、読んで損はしないと思います。これだけ売れている本を今さら薦めるのもなんですが、未読の方にはぜひ読んでいただきたいです。







一言で感想を述べよと言われたら、「新人さんの処女小説としたらまあよかった」かな。
もう一言付け加えるなら、「これが大賞っていうのはどうなの」と。
そんな「このミス」大賞受賞作でした。

題材はおもしろいし筋立ても悪くないんですが、小説としては…う-ん。「書き慣れてない」感がひしひしと伝わってきちゃうんですよね。主人公・語り手である田口医師の姿がまったく見えてこないのも手法としてどうなんだろう?と、疑問。
医療という、難解になりかねない題材を平易な語り口で、というスタイルには好感がもてるんですが、如何せん文章がこなれてなくて比喩が分かりづらいために読みにくい。ギャグが空回りしてるのもちょっと寒い。

物語の後半を牽引する白鳥調査官のキャラクター造形は奥田英朗の空中ブランコを彷彿とさせますが、蘊蓄と論理が空滑りしているように思えてしまう。説明不足すぎて、田口どころか読者まで置いてきぼりです(笑)
意味ありげに登場した割にまったく筋に絡んでこない脇役も多いし。このへんは実際医療現場に携わっている筆者の遊びなんじゃないかなあと思いたくなります。でもミステリにそれは不要だろう。ラストの展開もあんまり意外感はなかったしなぁ。

要するに、骨太のテーマのわりには骨太の小説とは言い難いという感触でした。このミス大賞に過剰な期待をするほうが間違ってるんでしょうかね…

かなり批判的に書いてしまいましたが、物語として決して悪いとは思ってません。普通に面白かったとは思います。
ただもうちょっと格上の作品になれた可能性があったのではとちょっと残念です。
続編の「ナイチンゲール」、それから最新刊「ジェネラル・ルージュ」…読むべきかどうか。迷いどころです。


オンライン書店ビーケーワン:桜蘭高校ホスト部(クラブ) 10

ついにというかやっとというか、なんだか色々動きだしましたね-。9巻あたりからじわじわ強まってたピンクの香りがよりいっそうかぐわしく(笑)

いや、いいタイミングだなと思いましたよ。お約束のワンパタ・ベタ展開をベースに、ハルヒなじむまで→部外との関係性→部員過去話、と丁寧に描いてきているので、恋愛展開にもそれほど唐突感はないですしね。

まあ、
一番手がハニーなのかよ!!
という意外性はありましたが(笑)

次あたりで鏡夜が何かを自覚したりするのでしょうか。まあ誰よりも主人公の自覚が一番遅そうですけど。
この先はそんなに長くないと書いてあったので、続いてもあと3巻までかな?テンション保っていいエンディングにつなげてほしいなと思います。


ところでこの表紙。新キャラの女の子とハルヒのツーショットなわけですが、

え、環の女装?

と思ったのは私だけではないですよね?



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