FC2ブログ
ADMIN TITLE LIST
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


オンライン書店ビーケーワン:Sweet Blue Age

有川 浩、角田 光代、坂木 司、桜庭 一樹、日向 蓬、三羽 省吾、森見 登美彦、という7人の作家さんの短編集。豪華です。もちろん、有川浩を読みたいがために手を出したわけですけど。

有川浩の「クジラの彼」。
「海の底」のスピンオフ短編ということで、もうよだれが出そうですたまりません。
主演は冬原くんとその彼女。出会いのシーンといい再会のシーンといい、もう、なんで有川浩はこんなに私のツボをついてくるの?
「胸がきゅんとする」とかそういうレベルじゃなくて、心臓にぎゅんぎゅんきてました。もぅ、その笑顔は反則よー!(じたじた)(別に見たわけじゃないけど)
鼻息が荒くなるほど好きな短編でした。


角田光代「あの八月の、」。
大学時代の青い恋愛を振り返る女二人、のお話。盛り上がりに欠けるなぁというのが最初の印象ではありましたが、でも心のどこかに触れる作品でした。痛いけど懐かしい、みたいな。こんな恋愛した経験はないんですけど。
角田光代の文章は好きです。


坂木司「ホテルジューシー」。
坂木司は「青空の卵」がいまいち受け付けなかったので、どんなもんかなぁと危惧していたんですが、この話は好きでした。
真面目で働き者だけど、そんな自分にちょっと嫌気がさしたり、周りが自分の苦労を分かってくれないことに不満を持ったり、そういう普通の女の子が主人公。なんだ、こんな普通の人の話書けるんじゃん坂木司ー!
引きこもり3部作以外の話を読んでみようかなと思いました。


桜庭一樹「辻斬りのように」。
先日出た「少女七竃と可愛そうな七人の大人」のプロローグ部分の短編。分かりやすく言うと、7人の男と寝るお話。うわ身も蓋もないな!
はっきり言って頭のおかしい人の話ですが(笑)、独特の雰囲気の桜庭一樹っぽい文体で、幻想的な雰囲気に酔わされてしまってあんまり気になりませんでした。七竃も読んでみようっと。


とりあえず好きだった4作品についてコメントしてみました。
いや、でもまあ何が好きってクジラの彼が。クジラ乗りさんー!(絶叫)

スポンサーサイト

オンライン書店ビーケーワン:しをんのしおり

三浦しをんはついこの間直木賞をとったばかりの注目作家。このご時世、直木賞とったからって面白いとは限らんからのう、どれどれなんぼのもんじゃい、とデビュー作「格闘する者に○」を買って読んで、思いっきりハマったわたくしです。

三浦しをんはいい。ツボにはまる。小説も好きだけど、エッセイはもっと好きでごわす。買い控え運動中にもかかわらず、片っ端から買いそろえてしまった。

三浦しをんは自他ともに認める漫画オタクらしい。エッセイにも小説にも漫画の話いっぱい出てくるんです。デビュー作で「友達は人間に対する最高の尊称」って台詞が出て来た時は大興奮でした。アニスー!
ええまあ、引用された漫画ほぼ全て理解できる私です。ビブロスまで分かっちゃう自分はどうかと思ったけど気にしちゃ負けだと思いました。
いいんだよ作品の理解が深まるから。うん。そういうことだ。

京都のパティシエと盆栽レンジャーの妄想話が一番ツボでした。

(※今回、文体が違うのは三浦しをんに影響されているからです)


オンライン書店ビーケーワン:名もなき毒

宮部みゆきは何と言っても「火車」が好きです。短編だと「我らが隣人の犯罪」。コメディータッチのものでは「ステップ・ファザー・ステップ」。いわゆる『初期』の作品群が好きでした。
でした、と言うのが正直なところで、世の宮部ブームに逆行しています。「模倣犯」あたりから読後に釈然としないものが残ってきてしまい、「R.P.G」は完全にアウト、「ブレイブ・ストーリー」あたりのファンタジー作品もノリきれませんでした。


「名もなき毒」は既刊「誰か」の続編です。裕福な妻を持った主人公杉村が巻き込まれる殺人事件と、日常に巣食う「毒」を描いた作品。

語り口のうまさはさすが宮部みゆき、でした。淡々とした描写がするりと頭に入ってくるし、そのまま気づいたら読み終わっていました。
身近な犯罪や日常の悪意を掬いとる描写もすごいと思いました。

でも、

でも、何か違うんです。私が読みたい「宮部作品」とは。

煮え切らない幸せな主人公。ステレオタイプな脇キャラ達。強引に絡めたとも思える社会問題の扱い方。壊れた、救えない犯罪者。「生まれついての嘘つき」を据えるのはずるいんじゃないかなぁと思う。

決して面白くない訳ではないけれど、その微妙な違和感がいちいち引っかかってしまってのめり込めませんでした。結末も途中で読めてしまって、衝撃も少なかったし。さらりと読めてしまって、それだけで終わってしまいそうな感じです。

もっとごっつい宮部ミステリを読みたいなぁ。





オンライン書店ビーケーワン:図書館内乱

前作「図書館戦争」を読んでから、待ちに待ちに待ちに待っていたシリーズ続編。書店で平積み面出しされているのを見て、思わず満面の笑みを浮かべてしまいました。ハタで見てた人は気持ち悪かったと思います。

とはいえ、読むのが怖い気持ちがちょっとあったりしました。
前作に一目惚れして、既刊本も読み漁ってますますハマって、短期間で一気に恋に落ちたので、燃え尽きてしまったらどうしようかと。わかりやすく言うと、「これ読んで面白くなかったらどうしよう」と。期待が大きかっただけに、失恋のショックに耐えられないのではないかと、懸念していました。

結論から言うと、杞憂でした。大満足です。有川浩ばんざい。

前作「図書館戦争」と比べると、バトルシーンや勢いは抑え気味、そのかわり駆け引きとキャラの心情にスポットが当たっています。シリーズ化が決定したということなので、単発の勢いよりも「次につながる」布石をいろいろ打っているのかなという感じ。
それでも、有川作品の命とも言えるスピード感は失われていなくて、やっぱり今回も極上のエンタテイメント作品と言って良い出来だと思いました。
読んでてめっちゃ楽しかった!


深い感動、とか、真剣な問題提起、とか、そんなん期待して読まないで欲しいんですけど(笑)本能で楽しめる作品です。


次は作中作「レインツリーの国」が今月末発売予定。楽しみだなぁ。ちょっと怖いけど。


オンライン書店ビーケーワン:夏への扉

ええまあ、いつぶりなんだって話です<更新
更新がとまってる間、本を読んでいなかったわけでは全然まったくさっぱりなくて、どちらかというと読みすぎて更新してる暇がなかったというのが正しいです。面白い本も面白くない本もいっぱい読みました。
これからちょっとずつ取り返して…いけるかなぁ。
レビューしたい本は山積みなんですが。


さて、復帰第一弾は「夏への扉」。古典名作SFです。
「冷凍睡眠(コールドスリープ)」にタイムマシン、という、王道時間SF。
北村薫の「時と私」三部作もグリムウッドの「リプレイ」も大好きですが、「夏への扉」は何と言っても猫が最高。

最初の数ページの「夏への扉」を探すピートの描写がとてもいいです。翻訳も読みやすい。
50年前(!)に書かれたとは思えない、活き活きしたエンターテイメント作品だと思いました。
やっぱり、古典名作と呼ばれる作品はそれだけのモノを持ってるんだなぁと実感。


・この小説を読んで学ぶべき事
 ・女は怖いということ(とくに有能美人には注意)
 ・猫好きな人はいい人だということ(撫で方にはコツがある)
 ・最後にモノを言うのは営業力より技術力だということ

・この小説を読んで誰もが思うだろう事
 ・文化女中機ほしい



| HOME |

Design by mi104c.
Copyright © 2006 奏音読本, All rights reserved.

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。